OBS2G​ 自己浮上型海底地震計

Free-Fall, Self-Pop-Up Type Node

製品概要・特徴

OBS2Gは通常の海底地震計と異なり、投入・揚収にロープやROVが不要な自己浮上型です。投入は一般的な作業船から行い、揚収は作業船からのアコースティック信号によってアンカーから本体をリリース、浮上させます。

OBS2Gをメインとする高密度探査、補完的に用いる探査、オフセットの長い探査、FWIなど方法を限定することなく、費用対効果の高い運用展開可能です。大量展開も考慮して小型・軽量(アンカー込みで約35㎏)でガラス球に全ての構成品を搭載しています。最大使用水深は7,000mです。

 

本体電源は2次電池から供給され、非接触で充電可能です。パラメータ設定、データ回収などは無線LANで行いますので、運用にてガラス球を開封する必要はありません。

OBS2G.jpg
OBS deployment.png
release from bottom.png
acoustic.png
OBS operation2.png
OBS data image.png

投入設置・回収作業詳細

OBS2Gが軽量・コンパクトであることから、一般的な漁船等の小型船、また作業支援船でも多くのOBSを搭載し、投入設置作業が可能です。OBS2Gの他には、アンカー切り離し信号送受信のための音響送受波器とビーコンアンテナ、パラメータ設定用ノートPC、無線LANがあれば、作業に特別なノウハウは必要なく、人手も限られた最小限で可能です。

本体電源は2次電池から供給され、非接触で充電可能です。

投入時に本体に取り付けられたアンカーは、スチール、もしくは生分解性材料を使用します。音響送受信による切り離しは深度7,000mまで対応しており、切り離し後はアンカーは海底に残り、本体だけが浮上します。

OBS2G本体回収後は、ガラス球を開封することなく、無線LANでデータ回収します。再充電、アンカー取付を行えば、そのまま再投入・設置も可能です。

センサー、記録装置、データ品質

センサーには通常3軸ジオフォンとハイドロフォンの他、コンパス、傾斜計を搭載し、40日以上のデータ収録が可能です(センサーと電源構成変更による長期化も可能)。

サンプリングは100/250/500/1000Hzに対応し、データは32 GBのSDHC(最大4枚搭載)に書き込まれます。ダイナミックレンジは 135dB (24bit)です。

運用面と費用面で大きく優位性のあるOBS2Gは、電気的・機械的にもノイズが最小限となる設計を取り入れており、データ品質はこれまでに多くの調査にて実証されています。

OBS2G 投入

OBS2G 切り離し

 

OBS2G​-SP 長期油井監視用海底地震計

Semi-Permanent Reservoir Monitoring Node

製品概要・特徴

OBS2G-SPは最長5年間に亘り、海底の油井監視を行うタイプであり、海底への設置は作業用ROVを使用します。設置の最大水深は3,000m、データ収録能力は最大300日程度であり、監視期間とデータ収録期間は60日間/年(5年間監視)、30日間/半年(5年間監視)など、任意で設定します。監視期間中のデータ収録ON/OFFや電源容量などのステータス確認は音響通信にて行い、OBS2G-SP本体に収録されたデータは小型の観測用ROVの100Mbpsの光通信にて取得します。

一旦設置後の定期的なデータ取得には、小型の観測用ROVを使用するため、監視の費用は最小限に抑えることが可能です。

OBS2G-SPの油井監視での有効活用については、2019年9月発行のTHE LEADING EDGEに掲載されました。

OBS2G-SP.png
OBS2G-SP Communication.png